掃除の理由
月曜日, 4月 2nd, 2012
気がつけば朝になっていました。
窓の隙間から太陽が昇り始めるのを見て私は浅いため息をついていました。
夜からはじめた掃除。
それは朝まで続いていました。
なべをピカピカに磨き、床にワックスをかけ・・・
それでも物足りない私は、家にある食器を漂白してまわったりと
動き続けていました。
眠る気もなく
また眠れるほど落ち着いていられない・・・そんな心境でした。
たかが男友達1人がデートに行く。
そう聞いただけなのに、私は激しく動揺していたんです。
今まで「ずっと一緒」だと思っていた男友達に好きな人が出来た。
好きな人と付き合うことが出来て初デートを迎えるその朝。
私はまだ掃除をしていました。
何かに集中していないと、涙がこぼれそうだったんです。
自分自身の気持ちに気がつくのにかなりの時間を要することとなってしまいました。
彼が少し遠くへ行ってしまったような感覚を持ったとたん
自分の気持ちに気がつくなんて。
「彼は友達」
そう割り切れるようになるまでは、彼に思いを伝えるどころか
彼と距離を置いていました。
話もせず・近づきもせず。
そうして無理やりに忘れようとしていた私ですが
思いが無くなることはありませんでした。
迷惑旋盤で彼に思いだけを告げました。
それ以外は何も望んでいないことも付け加えて。
ちょっと切ない恋心と格闘した。
そんな経験は私を少しだけ強くしてくれたかもしれませんね。